爪切りの話

アトピーの治癒で最も大事なことは、皮膚のダメージを防ぐ事。出来る限り掻かない事は基本です。まだ病院に通っていた頃、先生に手を見せろと言われて見せると、爪のツヤを見て「まだ掻いてるね」と見透かされました。掻いていると、皮膚との摩擦で爪の表面が磨かれてテカるのです。床屋でひげ剃りナイフを革で研ぐのと一緒だとのことです。

そうは言われても、我慢し続けるのも難しいし、寝てる時無意識に掻いてもしまう。そんな訳で爪を短く整えておくのはとても大切です。白い部分をほとんど残さす、深爪ギリギリまで短くします。私は今でも、爪の手入れはこまめにしています。

爪切りにも実は良し悪しがあって、理想は切るだけで切り口、とくに縁の部分がとがらず、仕上げのヤスリがほとんど要らないものです。ヤスリをかけるのは大変ですし、女性の場合、上手くヤスらないと見栄えが悪くなるので手間もかかります。 私が気に入っているのは、ものすごく高い物ではなく、貝印の、BeSELECTIONニュースタンダード爪切りタイプです。

何気なく会社の売店で買ったのものですが、パチっと切ったあと、ヤスリをかけずその指で爪立ててどこかを掻いても、全然痛くないし、皮膚に擦った後も残りません。
貝印なら、みんな良いかというとそうでは無いようで、これよりも値が張るものも買ったのですが、切り口が尖ってしまいました。

皆さんもおためしください。

ちなみに、今でも結構ポリポリ掻くのですが、そのせいで肌が荒れたり、痒みが止まらなくなったという時は大抵、爪が少し伸びています。